「一緒にいて恥ずかしく、付き合うことをやめました」。弁護士ドットコムニュースで、「食い尽くし系」をテーマとして読者に募ったところ、さまざまな体験談が寄せられた。
職場の先輩や同僚の中にいる「ケチすぎる人たち」に関するものも含まれていたので、いくつか紹介したい。ケチがすぎれば、犯罪が成立する可能性もある。
●かならず「一口ちょうだい」と言ってくる元同僚
まずは、由紀恵さん(40代・仮名)からの情報だ。
由紀恵さんは、以前に勤めていた職場の先輩・沙知子さん(50代・仮名)とは、年に1回ほど会って食事する間柄だ。
ところが、この沙知子さん、ファミレスなど飲食店に行くと、かならず「一口ちょうだい」「ちょっとずつ交換しよう」と言ってくるという。
「大皿、パスタの大盛りを半分ずつならまだしも。通常メニューやデザートの一部などを交換したがります。悪気はないのでしょうけど、衛生的に嫌です。
私は潔癖ではないけど、衛生的な部分と、人のものをつまみ食いしたくなるタイプなのかなって思っちゃうと萎えます」(由紀恵さん)
●テーブル会計なら高額なメニューを頼んで割り勘強制
次に紹介するケチな女性は、恭子さん(50代・仮名)の元同僚・美奈子さん(50代・仮名)。
情報提供者の恭子さんによると、美奈子さんは、「とにかく値段で判断してメニューを選ぶ」という。
どういうことかというと、1人でランチを食べる際には、食堂の「おにぎり1個」など一番安いものを購入するそうだ。
それなのに、何人かで食事をして、テーブル会計のときには、一番高い品を頼んで、勝手に割り勘にするのだという。
「居酒屋など多くの品を注文する時はメニューを指差して『ここからここまで』と注文するため、大量の品になり残りはタッパーで持って帰ります。この場合も合計金額を参加人数で割って、割り勘にしてしまいます」(恭子さん)
同僚からすれば、美奈子さんの食卓がバラエティ豊かになることに納得できないだろう。
●飲食店の「醤油差し」を魔法瓶に移し替えて持って帰った美奈子さんのケチエピソードはこれにとどまらない。
飲食店のテーブルにあった醤油差しの中身をすべて自分で持ってきた魔法瓶に移し替えて持って帰ったという。
このようなことが続いたことで、同僚らは離れていった。
「お店の醤油は、その場で使う分にはよいのでしょうが、全部持って帰りますからね。犯罪になるかどうかはわかりませんが、一緒にいて恥ずかしかったです。見ていると、イライラするので付き合いはしなくなりました」(恭子さん)
●ケチも過ぎると「窃盗罪」に該当することもこのような美奈子さんの行動は、人間関係に亀裂を走らせるだけではなく、法的にも問題がある。
刑事事件にくわしい清水俊弁護士は、飲食店の醤油差しから中身をすべて魔法瓶に注いで持ち帰る行為について、「窃盗罪に該当しうる」と指摘する。
「窃盗とは、占有者の意思に反して、物の占有を奪う行為です。店側は通常『その場で使う分』として醤油(醤油差し)を置いているのであって、魔法瓶で持ち帰ることまで許容していません。したがって、魔法瓶に注いで持ち帰る行為は、店側の意思に反して醤油を奪う行為として、窃盗罪に該当しうると言えます」
【取材協力弁護士】
清水 俊(しみず・しゅん)弁護士
2010年12月に弁護士登録、以来、民事・家事・刑事・行政など幅広い分野で多くの事件を扱ってきました。「衣食住その基盤の労働を守る弁護士」を目指し、市民にとって身近な法曹であることを心がけています。個人の刑事専門ウェブサイトでも活動しています(https://www.shimizulaw-keijibengo.com/)。
事務所名:横浜合同法律事務所
事務所URL:http://www.yokogo.com/

(出典 news.nicovideo.jp)
「会費をケチっていたけれど、どうしても観たくて」元TBSアナがNetflixに思わず加入。決め手になった作品とは? - OTONA SALONE 「会費をケチっていたけれど、どうしても観たくて」元TBSアナがNetflixに思わず加入。決め手になった作品とは? OTONA SALONE (出典:OTONA SALONE) |
<このニュースへのネットの反応>
【【仰天】飲食店の醤油を「マイボトル」に移し替える同僚女性 ケチもすぎれば「犯罪」に!?】の続きを読む